アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC) の使い方！N-BOX(JF3/JF4)

N-BOX(JF3)にて、HONDAの安全運転支援システムである！

ホンダセンシングのアダプティブ・クルーズ・コントロール(以下、ACC) を体験！

そこで、基本的な使い方（設定方法）を紹介してみようと思います。

※4WDのJF4も操作方法は同じ。

使い方（設定方法）

以下のページから表示させる事の出来る取扱説明書も参考に！

取扱説明書 – Honda | 取扱説明書ダウンロード | クルマ

１．MAINボタン

ハンドルに設置されている、MAINと書かれたスイッチを押します！

すると、メータ内にACC（グリーン）が点灯し、設定の準備が整います。

基本的には、LKAS(車線維持支援システム)も同時にスタンバイ状態となり、LKAS（グリーン）も同時点灯となります。

２．-SETボタン

車速が30km/h以上の時に、-SETスイッチを押して離すと、その時の走行速度が設定車速とされ、ACCが作動し、マルチインフォメーションディスプレイにアイコンや設定車速が表示されます。

↑47km/hの時に-SETスイッチが押された状態の時の表示です。

初代N-BOX(JF1)の時からですが、一般道でも積極的にクルーズコントロールを活用していました。

この二代目N-BOX(JF3)では、前車の追従機能も追加されているので、さらに使いやすくなっています！

ちなみに、この状態だと、前車を認識していないので、47km/hで走行し続けます。

前車を認識すると、車のアイコンが表示されます。

※レーダーセンサーの検知範囲は、120m

前方の車を認識すると、設定速度を上限として、前車との車間距離を維持して、速度を調節しながら走行します。

また、視覚的にACCの作動状態が分かるので安心です！

３．解除ボタン

ハンドルに設置されている、CANCEL or MAINと書かれたスイッチを押します！

MAINを押した場合は、ACCのスタンバイ状態も同時に解除されます。

または、ブレーキペダルを踏むことで解除されます。

その他、自動的に解除される条件があります！

以下、取扱説明書より。

次の場合は、マルチインフォメーションディスプレイに「ACC OFF」と表示され、「ピー」とブザーが鳴り、ACCが自動解除されます。

• 雨、霧、雪などの悪天候のとき
• フロントロアグリルが汚れたとき
• 先行車を安定して検知できないとき
• タイヤの異常を検知したとき
• 山岳路や悪路を長時間走行したとき
• 急なハンドル操作をしたとき
• ABSやVSA、またはCMBSが作動したとき
• VSA警告灯が点灯したとき
• パーキングブレーキをかけたとき
• 検知した先行車との車間距離が短すぎるとき
• 車速が25km/h未満になったとき
• 急加速したとき
• フロントガラス上部のカメラまたはカメラ付近が汚れているとき
• パワーモードをOFFモードにしたとき
• カーゴスペースやリヤシートに重い荷物を積んでいるとき
• 夜間やトンネル内などの暗いところを走行したとき

次の場合は、マルチインフォメーションディスプレイに「クルーズキャンセルしました」と表示され、「ピー」とブザーが鳴り、ACCが自動解除されます。

• 長い下り坂などで減速を繰り返したとき

それとアクセルペダルを踏んで加速した場合にも、ACCは一時的に解除され、アクセルペダルを離すと、ACCが復帰し追従走行または定速走行を再開すると取説に書かれています。

この部分は未確認ですが、おそらく元の設定速度（※）で再開になるかと思います。

※次の機会の要確認事項としておきます。

速度調整

RES＋を押すと、1回押すごとに1km/hずつ設定車速が上がります。

押し続けると10km/hずつ設定車速が上がり、手を離したときの設定車速に固定されます。

-SETを押すと、1回押すごとに1km/hずつ設定車速が下がります。

押し続けると10km/hずつ設定車速が下がり、手を離したときの設定車速に固定されます。

上限設定スピード

30km/h以上から設定でき、最高速度の設定は、115km/hとなっているようです。

試験的に、新東名高速道路の新静岡インターチェンジ（ＩＣ）から森掛川ＩＣまでの上下線などで、最高速度が100km/hから110ｋｍ/ｈへ引き上げられれいる事を考慮しての設定かもしれないです。

ただ、実速では115km/hまでは出ないと思われます。

メモリー（再設定）

取扱説明書に記載がありませんが、RES+を押すことで、前回の設定値でACCが再開します。

例えば、ACCにて60km/hで走行。

赤信号などで停車した後、加速し30km/hを超えた段階で、RES+を押すと、ACCにて60km/hの走行が始まります。

おしらく、MAINボタンでACCのスタンバイ状態を解除、またはエンジンの切らない限りは、ひとつ前の設定値を記憶していて、呼び出すことが可能となっていると思われます。

車間距離設定

CANCELボタンの右脇（3時の位置）にあるディスタンススイッチを押し、車間距離を設定します。

先行車との車間距離設定は、4 段階に切り換えることができます。

ディスタンススイッチを押すごとに、最長→長→中→短と切り換わります。

車間距離に関しては、走行速度に応じて変化します。

かなり短い車間距離設定も可能ですが、100km/hで「短」だと、約30mになるみたいです。

この設定を使うことはないと思いますが…（汗

「中」の約40mでも怖い気がしますが、システム的に空走距離（危機を認識しブレーキを踏むまでの距離）がドライバーの判断よりも短く、ほぼ0と考えれば、約30mでも人間が運転している60mくらいに匹敵するのかもしれないです。

そう考えると、「長」「最長」だと、かなり余裕ありと考えられます。

そうであったとしても、100km/hで「短」「中」は、感覚的に怖いと思います。

同乗者がいれば猶更！

さらに、前を走っているドライバーへプレッシャーや恐怖心を与え兼ねません。

場合によっては、煽られていると感じるかもしれません。

いずれにしても、どのポジションを選択するかは、ドライバーに委ねるという事だろうと思います。