車検と法定点検（２年）

車検の概要でも説明しましたが、自動車ユーザーが車検と認識しているのは、継続検査と法定点検（２年）をワンセットとしたものです。

自動車検査証の有効期限を更新（延長）するだけなら、後者の法定点検（２年）は必須ではありません！

ただし、継続検査では必須でないだけで、法定点検（２年）を実施する義務はあるので、誤解の無いようお願いします。

ワンセットである理由

いくつか考えられる理由はあります。

個人的に思う最大の理由は、整備事業者の収益を確保する為です。

自動車ユーザー自ら、愛車の点検を行い始めたら、点検・整備を行っている事業者の大半は事業継続が出来ないでしょう！

倒産・廃業が増えること間違いなし！

ただ、そうは言っても自ら愛車の点検・整備を行っている、行うことの出来る自動車ユーザーは、整備事業に従事していたり、経験があったり、無類の車好き等に限られるでしょう。

と…以前は上記のように思っていましたが、昨今は整備事業（特に車検）に、カー用品店やガソリンスタンド、車検を専門に取り扱う格安チェーン店などの進出で、競争が激化し、法定点検（２年）費用などもかなり安くなっているので、短時間で車検が完了する事と費用を考えると、ユーザーと整備事業者がＷＩＮ・ＷＩＮの関係にあると考えが変わりました。

本来、車検と法定点検（２年）の性格（目的）は違うものですが、継続検査と法定点検（２年）を別々に行うよりは、セットで実施した方が効率的です！